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2010-10-31

10月読了本

星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん
川田幸代。29歳。会社員。腐女子。社の秘められた過去に挑む―。(帯より引用)
これは…マンガ?(褒めてます)思わず笑ってしまうので車中読書派の方々はご注意を。
とにかくキャラクターの一人一人が立ち過ぎです。作者も、きっと楽しんで書いたんだろうなぁ…。
正直、内容はかなり荒唐無稽で、「社員でもない人を…(ネタバレになるので自粛)」とか、
設定にかなり無理があるのですが、「ま、面白ければいっか!」と思わせる勢いがあります。
私が雑な読者だから、というだけかもしれませんが。

七つの死者の囁き (新潮文庫)』有栖川有栖、石田衣良、鈴木光司、他
死者はそこにいる。生きている私たちの記憶の中に、夢の中に、そしてすぐ背後に。
怖恐と憂愁を纏った七つの死者たちの物語。(「BOOK」データベースより)
手軽に楽しめますが、全体的にちょっと物足りない。石田衣良氏の『話す石』は、
「星新一さんに捧ぐ…」みたいなことが書いてあったので、もっと皮肉の効いたラストになるのかと思ったのになぁ。
恒川氏の『夕闇地蔵』は好きです。ノスタルジック・ホラー。大人の日本昔話といいましょうか。
『流れ星のつくり方』も『片目の猿』を思わせる道尾秀介氏らしい作品で…と、ここまで書いた段階で
やっとこの作品の犯人が誰だったのかに気づきました(遅)
うーん、そっかー。そういうことかー。(独り言)

その他
『私の男』桜庭一樹
『南のこどもが夜いくところ』恒川光太郎
四畳半神話大系』森見登美彦
『中原の虹(3)』浅田次郎

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2010-10-24

登頂しました!

高尾山口から入って、高尾山、城山、影信山と3山を踏破いたしました。

DSCN2397_convert_20101024takao-view.jpg
ナイスビュー♪

DSCN2395_convert_20101024kouyou.jpg
紅葉にはチト早かったのが残念ですが…。

DSCN2399_convert_20101024nameko.jpg
影信山山頂の山小屋ではなめこ汁がいただけます。美味!
山菜の天ぷらを食べ損ねたのが最大の心残り。

天気にも恵まれ、いやぁ気持ち良かったー。



…今日は筋肉痛で体がバキバキですけれども。
2010-10-18

仏果を得ず 三浦しをん

伝統の世界を、ちょっとのぞき見。

文楽の舞台で三味線と人形の動きにあわせて物語を語る若手の大夫・健。
師匠から、実力はあるが変わり者の三味線奏者・兎一郎と組むように言われるが… 。

少々とっつきにくい印象のある文楽の世界を、三浦氏らしいユーモアあふれる筆致で描いています。
全く知識のない私でも充分楽しめました…というよりもむしろ、ぜひ観てみたくなりました!

こういう古典芸能の世界での人間関係って、体育会系的なつながりともちょっと違う、独特なものがありますね。
血もつながっていない人を兄さんと呼び、師匠の身の回りの世話までし。
いやぁ大変そう、絶対無理と思う反面、うらやましくもあります。
義太夫と三味線の絆は、ほとんど夫婦か恋人のよう。
兎一郎の師匠・鷺澤花太郎の葬儀の回想シーンには、思わずほろりとしました…。

「健の脳裏ではいつも、理想の語りが谺している。
 冴え冴えとした三味線の音と響きあい競りあって、言の葉はひとの魂の形を浮き彫りにする」

一生を捧げても悔いはない、真髄に触れられるなら悪魔に魂を売ってもいいとまで思えるような…
そんな道を見つけた健には嫉妬すら覚えます。
しかし、そんな健も決して真面目一本やりではなく、師匠である銀大夫に振り回されたり、
久々の恋に溺れてしまったりとジタバタしているのがいい。
銀大夫の、普段の困ったちゃんな言動と舞台の上での芸に対する真摯な姿勢とのギャップも素敵です。

あぁ、でも『風が強く吹いている』の箱根駅伝もそうでしたが、これまた男の世界なのよねぇ。
(「駅伝」なら女子もありますし、女文楽というのもあるそうなのですが)
またもや女子は置いてけぼり…ですが、このテの小説を書かせるとやっぱり三浦氏はうまいですなぁ。
さすが腐女子!(関係ないですか?)

仏果を得ず仏果を得ず
(2007/11)
三浦 しをん

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2010-10-10

アラビアの夜の種族(1)~(3) 古川日出男

長く、濃密なアラビアの夜。 

フランス革命軍による侵略の恐怖に晒されるカイロ。
エジプト支配階級の一人であるイスマーイールに対し、奴隷秘書アイユーブはある秘策を提案する…。

惑溺のあまり己の身を滅ぼしてしまうという伝説の書物「災厄の書」を再現し、
敵方の将・ナポレオンに献呈するという、本読みにはたまらん設定です。
「禁断の書」とか「幻の書」とかいう単語には、抗い難い魅力がありますなぁ。

作品は、侵略の危機に瀕している「現在」と美しい語り部が紡ぎだす「物語」、2つの世界が入れ子になった
構成になっています。
異形のものたちが闊歩する地下魔境、魔神と契り強大な力を手にした王、
魔術を操る森の民に育てられたアルビノの青年…などなど「物語」部分は、剣と魔法の由緒正しきファンタジー。
しかし、このケレンミたっぷり、いかにも翻訳書(という「設定」なんだそうですが)らしい装飾過多な文体、
芝居がかった語り口は、やけに能天気な台詞回しとのギャップと合わせて、かなり好き嫌いが分かれるところでありましょう。
狂人たちが暮らす地下魔境の描写は、まるでバッドトリップ。
作者の奔放なイメージに感嘆するも…やはりダメな人はダメでありましょう。(ちょっとダメだったM)

1巻はこの世界に慣れるのに苦労し、2巻は割とスムーズに読了、3巻はチト食傷気味…って感じでした。
楽しく読めましたが…私にとっては、「災厄の書」というほどではなかったかな。

アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)
(2006/07)
古川 日出男

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アラビアの夜の種族〈2〉 (角川文庫)アラビアの夜の種族〈2〉 (角川文庫)
(2006/07)
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(2006/07)
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2010-10-03

9月読了本

よろずや平四郎活人剣〈上〉 (文春文庫)』藤沢周平
旗本の家に生まれながら、妾腹で末子という立場ゆえに肩身の狭い思いをしてきた平四郎。
仲間と道場を開くことになったのをきっかけに屋敷を出たが、計画は立ち消えに。
食うに困った平四郎は、ある商売を思いつく。

“よろずもめごと仲裁つかまつり候”
仲裁屋を始めた平四郎のもとに持ち込まれる、大小のもめごと。
武家物あり、市井物あり、政治がらみあり、色恋沙汰ありとバリエーションは豊かです。
平四郎のキャラクターのせいか、読み口は軽く、肩の力を抜いて楽しめます。
そもそも仲間に金を貸し、トンズラされるあたりからして情けなさ過ぎる…。
おまけにペラペラと弁の立つ侍らしからぬ侍ですが、それでも剣の腕は一流、というギャップが良いのかも。

その他
『阪急電車』有川浩
『佐藤可士和の超整理術』佐藤可士和
『アラビアの夜の種族(3)』古川日出男
『中原の虹(1・2)』浅田次郎

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Author:本読み人M
8割方活字でできています。
ミステリや時代モノといった
エンターテインメント小説が大好物。
摂取した活字の感想を
吐き出して参ります。

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